第12章 交換留学?(顕如の章)
顕如「そうか」
忍「顕如さんこそなぜここに?」
顕如「信長に復讐をするためとだけ答えておこう。
お嬢さん」
嘘はついていない。
復讐鬼として生きると決めたあの日から、
顕如は仮住まいとしての拠点を時々変え、
機会をうかがっていたのだから。
顕如「お嬢さん。出歩くのはいいが、
夜に女子の一人歩きはやめなさい。
夜の森には鬼が出ると前にもいったであろう?」
忍「顕如さんみたいな鬼なら、
逢えてよかったですけどね」
顕如の警告に忍はそう答える。
顕如「その言葉後悔させてやろうか?
夜の森には鬼だけでなく狼も出るということを、
そのか弱き体に刻んでやろう」
顕如はそういうと忍に口づけをする。
突然のことに忍は驚愕する。
忍「(キス・・・されてる・・・
あの顕如さんに!?)」
だがその口づけが嫌ではないと感じた忍は、
静かに瞳を閉じ、顕如の口づけを受け入れた。
顕如「お嬢さん・・・」
顕如はそんな忍の様子を見て、
忍の唇を舌でこじ開けると、
忍と舌を触れさせる深い口づけをしていく。
顕如はそのまま忍の着物の衿に手をかける。
忍「け・・・顕如さん!?」
顕如「お嬢さん・・・堪忍な」
顕如はそのまま忍の着物を乱す。
顕如に着物を乱される恥ずかしさに、
忍は羞恥で赤く染まる。
顕如は忍の胸元に襦袢ごしに触れる。