第11章 交換留学?(佐助の章)
忍「・・・いいよ」
佐助「え?」
忍「佐助君ならいいよ?
その・・・友人じゃなくても・・・」
佐助「えっと・・・忍さん、意味分かってる?」
忍「分かってるよ・・・
そのキス・・・嫌じゃなかったよ・・・?
たぶん私も佐助君のこと、
そういう意味で好きなんだと思う?」
佐助「忍さん。俺たちは五百年後の世界の人間だ。
その気になれば五百年後の世界に帰って、
普通の男女の付き合いをすることだってできる」
忍「うん・・・」
佐助「でも俺は越後の・・・謙信様の忍びで・・・
君は安土の・・・信長様たちの世話役だ・・・
普通の付き合いはできないし、
敵同士である以上いばらの道だ」
忍「・・・うん・・・・・・」
佐助「それでも君は俺を選んでくれるというのかい?」
忍「うん・・・佐助君がいいの・・・
佐助君じゃなきゃ嫌なの」
佐助「・・・ありがとう、俺も君がいい」
佐助と忍はお互いの気持ちを伝えあうように、
幸せが続きますようにと抱擁をする。