第11章 交換留学?(佐助の章)
佐助「でもそうだな・・・
あこがれの安土生活のはずなのに、
なんか違ったよ」
忍「そうなんだ。でもなんでだろうね?」
二人で不思議がる。
忍「あ・・・でも今度こういうのするときは・・・
二人で安土生活とか、
越後生活とかしてみたいね」
佐助「え?」
忍「ほら私たち友達だけどさ。
一度も同じところで、
生活とかしたことないじゃない?
同じワームホールに巻き込まれて、
偶然友人になっただけでさ」
佐助「!!・・・偶然・・・か・・・」
忍の言葉に何かを思案する。
忍「佐助君?」
佐助「やっと分かったよ。
忍さん違和感の正体が・・・
そうだな。安土なのに君がいなかったからだ・・・
どうやら俺は安土で生活できればと思ったけど、
それは君も含めた安土でないと意味がないらしい」
忍「!!・・・私も佐助君がいない越後は、
変な感じだったよ」
佐助「そして一つだけ許してほしい。
友人として俺を信用する君を、
ここにきて裏切ることを・・・」
忍「佐助君それってどういう・・・っ」
忍の唇に佐助の唇が触れ、
忍の言葉を封じ込める。
佐助「・・・どうやら俺は君を、
異性として好いているらしい。
君に嫌われたくないから、
これ以上はするつもりはないよ。
ただ覚えておいて、
俺は君のこと友人としてはもう見られない」
佐助は困ったように言う。