第10章 交換留学?(謙信の章)
謙信「ならば今宵は、俺の夜伽の相手をつとめろ」
忍「!?謙信様、なにを」
謙信「信長の相手はしたのだろう?」
忍「信長様とはそんなんじゃ・・・」
謙信「黙れ。だれがそんなことを言うのを許可した」
忍「・・・・・・っ」
謙信「お前は黙って俺の相手をしろ」
謙信は色の違う目で冷たく忍を見つめると、
褥の上に乱暴に押し倒した。
忍「・・・っ・・・・・・」
忍の心は恐怖で支配される。
謙信「安心しろ。お前はただ俺を感じていればいい」
謙信はそういうと忍の着物を手荒く脱がしていく。
それは恋人同士がする仲睦まじいものではなく、
男が一方的に欲を発散する行為そのものであった。
謙信はあっという間に忍を一糸まとわぬ姿に変えた。
謙信「ほう?信長の手がついている割にはきれいな肌だな」
謙信は色の違う目を細め、楽しそうにつぶやく。
そのままいつも刀をにぎる軍神の手は、
忍の胸をわしづかみにした。
忍「い・・・」
謙信「俺の手に余るとは、
さぞ信長は堪能したのだろうな?」
謙信はそういいながら、忍の体に歯をたてる。
それは赤い花をさかせるという優しいものではない。
さながら肉食獣が獲物を貪るようだった。
謙信「・・・我慢は出来ぬ」