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【ONEPIECE】風と共に。

第2章 エースの旅立ち





女性は仕事があるらしく部屋を出ていった。
そして部屋には麦わら帽子の少年と二人っきりになってしまった。


ルフィ「俺はルフィ、お前は?」


『えっ!私の・・・名前。』


ルフィ「おう。」


さっき怒鳴った雰囲気よりずいぶん柔らかくなった感じで私の名前を聞いてきた。
けど思い出せない。


『名前、私の名前は・・・。』


ぶつぶつとつぶやきながら必死に考えた。


『あっ!思い出した私の名前は!って言うの!!。』


ルフィ「お前、自分の名前忘れてたのか?」


『うん・・・名前だけじゃない、全部忘れてる。どうして・・・。分からない』


何故か涙が溢れてくる。
名前以外の事を忘れてる悔しさか大事なものを忘れているような悲しさか色々な感情が駆け巡り涙が止まらない。
両手で顔を被い泣いた。

ルフィは優しく私の頭を撫でてくれた。











それから落ち着きを取り戻した頃には夕方になっていた。


ガチャ


部屋の扉が開きさっき女性が入ってきた。


ルフィ「マキノ!こいつって言うんだって。」


マキノ「そうなの?私はマキノよろしくね。」


マキノさんは優しく笑いかけてくれた。


マキノ「体調はどうかしら?少しはましになった?」


『はい。大丈夫です。もう起き上がれますし。』


私はベットから立って見せたがルフィが寝ろ寝ろ!って必死に言うため私はしぶしぶベットに戻った。


ルフィ「お前はまだ安静にしてないとダメなんだぞ!」


『わかった。』


マキノ「元気そうで良かったわ、何か食べれそう?お粥とか作ってきましょうか?」


寝ている間ずっと点滴をしてくれていたらしくペコペコではないが少しお腹は減った。
お世話になるのは申し訳ないが遠慮して長々ここにいる方が迷惑な気がするので私はなるべく遠慮しないように。


『はい。お粥なら食べれそうです。』


ルフィ「マキノ、俺肉が食べたい!!」


マキノ「わかったわ。今から作ってくるわね。」


マキノさんは嫌な顔1つせずルンルンっと行った感じで部屋から出ていった。












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