第33章 言葉にして…ーR18ー(光秀)
「…光秀さん…コレじゃぁ…駄目ですか?…」
脚をずらし、開いて、光秀が挿入し易い体勢をとり、潤んだ眼で見上げる。
「…お前は本当に…お馬鹿で……」
華月が不安気に眉をさげている。
「…馬鹿がつくくらい、可愛いくて、愛おしい」
光秀が何かを堪えるようにギュッと眉を寄せ、
「挿れるぞ」
問いかけに似た提示の言葉を吐いた。
「…うん」
腿に手をかけて、蜜を垂らして待つ華月の中芯に、欲望を誇示する己を充てがう。
そして、ゆっくり、ゆっくり、埋めてゆく。
「…ぅっん……」
「息を詰めるな。きつくて進めないぞ」
「光秀、さん、がっ、ゆっくり…る、からぁ…」
感覚からも視覚からも光秀を認識してしまう。