• テキストサイズ

≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS

第32章 春、籠いっぱいの甘味ーR18ー(三成)





野苺の季節。
野苺摘みに行きませんか?
三成が華月を誘った。




長閑な春の日の朝だった。
「政宗様がいつも野いちごを摘んでいらっしゃるんですが、今年は私と一緒に行きませんか?」
春の朝日に負けないくらい、
清々と美しい笑顔で三成が問いかける。


もちろん、断るつもりはないけれど、

(こ、この……誘いを断れる女の子がいたら、会ってみたいよ…)

と華月は思った。


「三成くんはどの辺に野苺が成ってるか知ってるの?」
「はい、政宗様に聞いて参りました」

(それは知ってるって言わないような……)

一抹の不安を捨てきれないまま、
野苺狩りに来た。





/ 803ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp