第26章 スモモも桃もモモのうちーR18ー(信長)
「くっはははっ、コイツ、本当に馬鹿なのか?なぁ」
「キャンキャン騒ぎやがって…五月蝿ぇ女だなぁ!」
ガッ
「キャッ」
男に手荒く腕を掴まれた華月が、
声を上げ、ビクッと身を竦める。
「許せねーなら、どーしてくれんだ?
こんな細い腕で何が出来んだよ」
取られた腕をギリギリと握り締められる。
「あっ、いつ、あっ……いっ、た…い」
華月は目を瞑り痛みに耐える。
「どうしてくれようか」
低い声音が涼やかに短く放たれると、男達の輪の後方から信長が割って入ってる。
「ぁぁ"ん?なんだテメェ」
「この女の男か?」
「て、こたぁ、コイツも馬鹿かウツケだなっ」
ガッハハハ…あははは…
それほど可笑しくもないのに、腹を抱えて大笑いだ。