第22章 もっと、知りたいーR18ー(信玄)
愛する人と身体を繋げることが、
とても気持ち良く、幸せな事だと知った。
心が近くなった気がした。
恥ずかしい所も、欲望に溺れて綺麗じゃない事も、許容出来ると知った。
「知らない事は、これから教えてくれますか?」
「もちろんだよ。お互いに知って行こう」
優しい瞳が目の前で細められた。
「それから……君も知らない君の軀、
もっと暴いて、教え込んであげるよ」
耳に顔を寄せて、そっと囁かれた。
「もっと、俺を知って、求めて欲しい…」
チュッ❤と口付けられた。
「しっ、信玄様っ!」
華月は真っ赤になって、恥ずかしがろうか、怒ろうか、どう反応するのが正しいのか、分からないまま、咎める声を上げた。
「あはははっ、天女は怒った顔も照れた顔も、どんなでも可愛いな〜」
信玄は華月を閉じ込める様に胸に抱きしめて、楽しそうに笑った。
これからも、もっと知りたい、君のコト。
これからも、もっと教えて、貴方のコト。
ー了ー