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≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS

第16章 愛を冷遇する者 R18ー後ー





栗色の髪を撫で、指に巻き取る。

(一生懸命に……)

そう思えば、この淫らな行為も美しく思えるから不思議だ。

(いつも真っ直ぐに前を見て、俺を見ていたな)

俺はそれを見ていながら、
眼を背けて見ていなかった。


その真っ直ぐな眼に見られるのが怖かった。
自分の暗く弱い部分を暴かれるような気がしていた。
だから、見ないよう、
見られないようにしていた。

閨での姿は特に。





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