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≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS
第16章 愛を冷遇する者 R18ー後ー
華月の口から信玄の名を聞いた俺の心は、名のない感情に支配され、荒れ狂い始めた。
俺は厳しい視線を華月へ向けた。
次瞬
「キャァッ」
ダァンッ
半身ほどしか離れていなかった華月の腕を乱暴に掴んで、
脚を掛け、床に組み伏せた。
手首を押さえ床に止めた。
華月の黒い瞳が俺を見上げ、挑目する。
全裸の女を組み敷いているのに、
甘くも情緒も何もない。
張り詰め、緊迫した気だけが、
俺達の周りに漂っていた。
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