第13章 空の果ては地上のお前 R18 (信長)
世界の話、ちょっとした話、他愛もない私の日常、そんな事を話していると、
店内が騒めき始めた。
見渡して見れば、たくさんの女の子達が
コッチをチラチラと見ながら、
ヒソヒソ話をしている。
信長さんの芸能人ばりのオーラと目立つ容姿のせいだ。
「そろそろ出るか」
「そうですね」
私達は店の喧騒から逃れるように外へ出た。
「信長さん、どこへ行ってもモテますね…」
「フッ…くだらん。
俺にはお前がいればそれで良い。
他の女にモテても面倒なだけだ」
信長さんは何のことなげにキッパリと言い切った。
面食らうほど、
聞いてるコッチが火を吹くほど、
恥ずかしい台詞をサラッと言ってのけた。