第12章 星空の下で R18(秀吉)
お湯を沸かして、インスタントだけれどコーヒーを入れた。
待ってるのが退屈だったのか、
秀吉さんは近くの木の木の間で何かをしていた。
「秀吉さーん」
カップを持って秀吉さんの方へ歩いていく。
「コーヒー、出来たー…わぁ!
ハンモックだっ!」
秀吉さんはじっとしていない。
『身体動かすの好きなんだ』と以前言っていた。
ふふふ
「ん?どうした?」
笑ったわたしを秀吉さんが不思議そうに見る。
「こう言うデートって、秀吉さんらしいな、と思って」
「あっ、えっと。…お前は嫌だったか?」
私の意見を聞いて来なかった事に今頃気付いたのだろう、オロオロと申し訳なさそうに眉を下げる。