第9章 imitation♡date R18(光秀)
入口辺りにはビリヤード台があるけれど、
中央から奥はカジノ仕様の会場。
カジノのルーレット台などを擦り抜け、
光秀さんを探して歩いていたけれど……
「奥の方、個室になってたんだ…」
小声で呟き、キョロキョロしながら歩く。
聞き耳立ててソロソロと歩いていると、
『先生、次の講演会には……』
『ーー代議士が候補で……少ないですが、コレを』
『医師会の……』
『医療機器は……』
なんだか偉い人達の黒い話が次々と聞こえてくる。
(そう言う…所…?)
ドンッッ
「あっ、すっっ、すみませ…ん…」
グッッッ
「えっっ?」
ぶつかって、引っ張られて、抱き締められた。