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▽▲ 大人ノ玩具箱 ▲▽【イケメン戦国】(R18)

第6章 ▼華ニハ蜜ヲ△ *伊達政宗ルート*





「家康?どうしたのっ!?」



家康の声に、今度はハナが驚く番だった。

「ねぇ、ハナ…違っててほしいんだけど、あんたまさか、信長様から何か飲まされたり…食べさせられりしてないよね?」
「今朝、赤い薔薇の砂糖菓子を…あの、甘い香りの…」
「食べたのっ?」
「―――家康……どういう、こと?」

家康は、どう説明したものか、思案にくれているようだった。

「あぁもう……あんたも、もうちょっと危機感持ちなよ。そんな怪しい物、簡単に口にしないで……」
「怪しい物だったの!?」

途端に、ハナの顔が青ざめていった。
その顔を見て、呆れたように家康がため息を漏らす。

「あんたも大概、呑気だよね。別に毒じゃないから、安心して。ただ…」
「ただ…何?」

まだ不安げな様子のハナの顔を、家康は気まずい様子で見返した。

「説明する前に……ちょっとだけ、試してみてもいい?」

そういうと、家康はハナの頬にそっと手を添えた。
ハナは驚いたように目を瞬かせたが、じっとその手に甘んじていた。

「家康……これって何かの遊戯なの?」
「……まぁ、そうかもね」

なぜか、家康が不貞腐れたように呟いた。
そしてついでとばかりに、頬にあてた手でハナの頬をぷにーっとつねる。

「いえひゃしゅっ…にゃにっいひゃいっ!!」
「これくらいいいでしょ?俺もハズレってことなんだから」

家康の手が離れ、涙目になりながらハナが頬をさすりさすり、家康を睨む。

「全っ然わかんないっ!どういうことなのっ?」
「……次、誰に会いにいくつもり?」
「無視っ!?」

残りの書状の宛名を見ながら、家康の眉間の皺が増える。





「政宗さんか、光秀さんか……ハナ、完全に詰んでるね」




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