▽▲ 大人ノ玩具箱 ▲▽【イケメン戦国】(R18)
第6章 ▼華ニハ蜜ヲ△ *伊達政宗ルート*
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…二人の吐息以外、何も聞こえぬ静かな閨。
腕の中、冷めない熱を持て余している愛しい女の髪を梳き、政宗の口元に笑みが浮かぶ。
「まだ、頭がぼーっとする…」
拗ねた子どものような声音で、ハナが呟く。
熱を測るかのように、政宗が額をハナの額に触れ合わせてきた。
「本当だな……まだ、熱い」
「政宗はまだ、余裕だね……なんか、悔しい」
政宗の部屋、その褥の中で、二人は簡単に着物を羽織ったまま抱き合っていた。
ハナの可愛い拗ねっぷりに、政宗は肩を震わせながら堪えた笑い声で言った。
「気を飛ばさなかっただけ、上出来だ」
そう言って頭をくしゃくしゃに撫でてやると、ますます子どもっぽい表情で拗ねて見せる。
その様が、愛しくて堪らない…
政宗は自分の目元が熱を持つのを感じ、それとなく顔を逸らした。