【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】
第38章 募る想い※裏
「…だから○○と二人きりにならないようにしてたのに」
「私だってだいぶ我慢しました」
行為が終わって、助手席に戻った私に向かって零が溜息ついて。
「………足りなくなるだろ」
少しの間と、零の言葉。
「○○相手に一回だけっていう方が生殺し」
「…いや、私は…一回だけでも触れられない方がきつい」
というか一回で満足してください、と付け加えると、お前が言うか?と鼻で笑われた。
「……でも、そうだな。触れられないのは…」
「うん……抱いてくれて、ありがと」
「…抱かれてくれてありがとう?」
変な謝罪をするから、と零が笑って。
「…まだ、部屋に泊められないし俺も行けないけど……浮気するなよ?」
「…信用されてないですか…」
「…そういう感情で浮気するような女じゃないのは知ってる」
キスをされて…胸を触られて。
「…誰にも抱かれるなよ」
…嫉妬剥き出しでそんな可愛いこと、言わないで。
「…やだ」
なんだか意地悪したくて。
零の言葉に否定を重ねた。
「誰にも、だと零がいない」
傷ついた表情から一変して…屁理屈、と笑われて。
「…○○」
「……だめ、だね…笑っちゃうくらい…また欲しくなる」
「奇遇だな」
キスが離れたくなくて。
重ねて仕舞えばまた欲しくなって。
「……○○、…」
「…まだ、時間…ある?」
「…時間はない」
…零が突然膣内に指を挿入れてきて。
「やっ…っ、あんっ」
「だからイった顔見せて」
「っ…ん、…っ、零…」
零にそんなこと言われたら…
ビクビク、と指を締め付けて…簡単に達してしまった。
「……○○、愛してる」
なのに。
キスをしながら絶頂したばかりの膣内を、また…刺激してきて。
「んぅぅぅッッ…!!」
「……止まらない」
もっと見たい、と囁かれて。
…見ないで。
それ以上は無理なのに。
イったばかりなのに、何度も刺激されてまた絶頂を迎えて…
体中が敏感になる私を見ながら満足気に濡れた指を舐めて。
「家まで送るよ」
「………お願いします」
抱きたいし抱かれたい。
…お互いの求めるものが同じなのに、我慢しないといけなくて。
でも……それであなたのそばにいられるなら、いくらだって我慢する。
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