【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】
第19章 潰れる休日※裏
零の指が下着の中へ侵入し、蜜口に挿入される三本の指。
「最初から三本挿入るようになったな」
「れっ…待って…んぁ、ぁん…ッ」
「失敗する毎に、…寸止めな」
キスをして、零の首に腕を回して…指が、的確なイイとこを突いてくるから…あっという間に絶頂しそうになったのを直前で指を抜かれた。
「…っ…れ、…い」
「もう一回最初から」
…あ、怒ってるなこれ、と察する笑顔を向けられて。
中途半端に高まった熱が、体の中で燻る。
零がベッドに腰掛けて、その隣に座りお酒を作る。
話をしながら零の手がまた太腿に置かれると、私の手を重ねて動きを止める。
…多分、こういうこと。
そう思ったのに…太腿から手を離せば腰を抱き寄せてキスをされて。
「また失敗」
「…いや、零のキス拒むようにインプットされてないので」
「失敗は失敗だ」
…何がそんなに怒ってるのかなぁ、と。
胸の突起が零の口に含まれて…陰核を指で撫でられる。
「れい…っ…触り、たい…」
「“客”にも同じことするなら、触って良いぞ」
…するわけない。
イきそうになる直前にまた止められて。
「いつになったらクリアするつもりだ」
呆れたような零の口調。
何杯も作り直すお酒には、手をつけず。
太腿や肩、偶然を装って胸…
零が触ってきて、普段なら感じないことも…達することもできずに何度も何度も高まった熱のせいで過敏になって。
「っ…零…なんで、怒ってるの…」
「………さあな」
額にキスされて…
「これ以上は練習になりそうにないな…」
「っ…イ…かせて」
「“客”にオネダリするような女に…した覚えはないんだけどな」
「っ…零だから、…それ以外…あるわけないのにっ」
なんでそんなこと言うの。
なんで…
零に触られたいって思う体が、憎い。
「零…は、ナニもしなくて良いから…」
膝に跨って…零の胸板を押してベッドに寝かせた。
キスをしながら、自分の衣類を脱いで…陰茎に蜜口を擦り付ける。愛液で溢れるそことは反対に、零は無反応で。
…何がいけないのか…
「零が、…好き…零がいい…」
少しだけ…零の表情が柔らかくなったのがわかって。
「……心配くらい、させろ」
「…零…?」
「上司としても…恋人としても」
…私情を挟まない方が、と言ったことかと理解した。
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