【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】
第16章 もう一度最初から※裏
いつもより深く、奥に当たる陰茎を感じて声が止まらない。
気持ちよくて、壊れそうで。
一度達しても零が止まることはなくて。
強い快感に生理的涙が溢れて…零が小さく声を堪えたと思えば…膣内から抜かれて…ティッシュへ吐精した。
「…はぁっ、…○○…」
こっち向いて、とシーツに顔を埋めていた私の隣に零が寝転んで…キスをする。
零の手が、胸を触って…体が震える。
「んっ、…れ、い…舌…からめたい」
重ねるだけのキスに物足りなさを感じて。
私の言葉に嬉しそうに笑う零が、舌を絡めてくる。
「あ、……零…?」
「…ん?どうした、○○」
キスをやめた私に零が甘い声で伺ってくる。
…多分私は、この時の零が…すごく、好き。
言葉にならない好きの感情が溢れそうで。
「…顔赤いけど」
「あ、…いや……零が、…好きだなって…」
この瞬間だけ、私だけを見てる零。
「…僕も、同じ気持ちだから」
強く強く抱きしめられて…
「○○、…もう一度、最初からやり直そう」
零の言葉の意味がわからなくて。
「最初から…?」
「…僕と別れてください」
それは、
「やだ…っ…やだ、零…」
「○○、ちゃんと聞け…大丈夫、傷つけないから」
聞きたくない言葉。
幸せな気持ちが一気に沈んでいくようで。
「“安室透”と別れて、“降谷零”として付き合ってほしい」
…そして、その沈みは続く言葉で止まった。
「…今回のことで、○○にきちんと話したいことがある…その上で…って泣くなよ…驚かせたな?」
「ちが……なんで、涙が」
嬉しくて。
零の言葉が。
「…もちろん、人前ではこれまで通りだけど……でも、○○の中で、少し変わらないか?」
「少しどころじゃ、ない…っ」
零に抱きついた。
「零が好き…零じゃないとやだ…っ」
「…じゃあ、返事は?」
「零と付き合いたいです…っ」
キスをした。
もう一度最初から、私たちの関係は…
「降谷零が、大好きです」
零の言葉が何よりも嬉しかった。
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