第13章 運命の番(4)…萩原研二>>2
「えっ、えっ?」
「なぁ…頼むよ…春枝が欲しいんだっ…春枝に犯して貰わないと逝くことすら出来なくなった」
「っ!ご、ごめんなさい…」
じわじわと顔を赤くして、申し訳なさげに小さく春枝は謝って来る。そんな顔すら可愛いけれど、今はもっとエロく欲の孕んだ瞳で俺を見下ろして欲しい。そう今度は俺が春枝の首筋へキスをして甘えるように見上げて呟いた。
「この責任…とってよね?」
「っ、分かりました…取ります」
そういう春枝は俺の上へと馬乗りになる。直ぐにでも入れて欲しくてズボンを脱いだ俺に向かってうっとりと笑う。
「せっかちですね…そんなにしたかったんですか?」
「ぅん…した、かった…」
「ふふ…研二さん可愛い」
ドロドロになった中を見せて、入れてと訴える。慣らさないと痛いと春枝はいうが、今直ぐ犯して欲しくて気が狂いそうになっていた。
「春枝っ…意地悪するなって…」
「私も意地悪したいわけじゃないんですよ…?」
春枝の気持ちも痛いくらいに分かるが、俺としてはその気遣いは今はいらなかった。もっと乱暴に抱いて欲しい…そう願うように春枝の性器を撫でた。固くなっており、俺の姿に欲情してくれているというのがなにより嬉しかった。困った笑みを浮かべた春枝は俺を見下ろす。
「そちらも私を煽った責任をとって下さいね?」
「とる、とるから…ぁあああ゙っ!」
早く入れて…と伝えるつもりで声を出そうと思っていたが春枝はその言葉を遮るように奥へと突き進んで来た。いきなり奥まで…あぁ。でも気持ちいい。これが欲しかった。待ち望んでいた春枝の性器にキュンキュン中が締まった。
「んっ…動きますよ?」
「動いて、俺…もっと春枝を感じたぃ…」
「っ、本当に…どこまで私を煽れば気がすむんですか!」
「ひ、ぐっ!ぁ、あぁ、ん、ぁ゙あっ…ぅあ゙はぁっ」
「はっ…凄い、いつも以上に絡み付いて来ますね?」
トントンと一定のリズムで春枝に攻められる。じゅぷ、ぐちゅ…と俺の液体が性器と良く絡み付いて逃がさないように吸い付いた。普段ならばもっと慣らしてから挿入してくれたが今回は自分で中を解したくらいだからか、圧迫感が凄く痛気持ちいいというのか、また中を締め付けてしまった。