第3章 缶
「しゅうくん…もっとぉ…」
「ん…この、淫乱。…オラッ」
しゅうくんはギュウッと私の体を折り畳むようにして覆い被さってきた。
重い。重いよしゅうくん。息が苦しいの。
昔小説で読んだんだけど、首を絞めてセックスすると、酸素がなくなって脳みそがおかしくなって、凄く気持ちよくなっちゃうんだって。
怖いねえ。
そのまま殺されちゃった人もいるんだって。
怖いねえ。
しゅうくん、しゅうくんは私を殺すつもりじゃないよね?
「ハ、ァ…ハッ、う、うぅ…」
酸素を求めてパクパクしていたら、そのうちしゅうくんはスッと身を起こした。
空気が吸える、と思う間もなく、私は体を転がされた。
バックの体勢だ。グッとお尻を持ち上げられて、私は獣みたいな格好をさせられる。
「しゅうくん、ハァハァ…私、この体勢は、う、アァッ…」
ズン、とまた突き立てられた。
「あー…クソ…ハァ、ん。クッ…」
しゅうくんの声がどんどん艶を増していく。気持ちよさそうになっていく。それと一緒に、グイグイ来るのも激しくなってくる。
「アッ、アン!やっ、あっアンン!」
「有、声、デカすぎ…ンッ。隣に聞こえるだろ…あぁ、聞かせたいのか…?ハハッ」
違うよお。でもそれを口にする暇もないほど、しゅうくんは私を責め立てる。
「あ゛…う、あ、出る……!」
「んあっ!アッあぅ、あぁアン!アン!」
しゅうくんの動きがいっそう激しくなる。
私はシーツに額をすりつけ、必死で喘いだ。
しゅうくん、しゅうくん。今どんな顔してるの。しゅうくんの顔見ながらイきたいよ。
ねえ、しゅうくん…
「あーー…有、出すぞ、ナカ…。うおっ、く…、イけよ…!」
「ひっ、うぁ、あっアン、あっあぁあーーー……!!」