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わたしは黄桃

第3章 缶



そうして私のルームウェアをまくり上げ、胸にしゃぶりつく。

「んっ、あ……あん」

敏感な先端を舐められ、声が出る。

「あっ…ハァハァ…しゅうくん…」

ちゅくちゅくと、まるで乳飲み子みたいに吸い付かれる。私は思わず彼の頭をなでた。サラリとした髪は手触りがよい。

「んん……あん、やぁ…」

くに、と甘噛みされた。痛いような、むず痒いような、でもそれが気持ちいいような。

しゅうくんと結婚してからまだ1年未満だけど、その前のお付き合いが長かったから、私たちは結構な年月をともに過ごしてきた。
だから私の感じやすい所は全部彼に知られている。いや、あるいは彼好みの体にされてしまっているのかもしれない。

「ふあ、あぁ…あん、いい…」

もどかしい、もっと欲しい、と思い始めたころ、彼は私の体を抱き上げてベッドへと向かった。
ギシリという音とともに寝台に降ろされる。

「しゅうくん…まだ、シャワー浴びてない」
「別にいいだろ」

しゅうくんは私のルームウェアを引っ張るように脱がせると、自分も性急に裸になった。

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