第10章 決着
主人公の名前の由来Ⅱ(変換無しver)
由来……血筋、過去、根源、理屈、由緒
彼女の過去は、とてつもなく深く、呪われた因縁がはびこっている。
その血には何が刻まれているのか。奴は何から、どう生まれてきたのか……
過去に縛られた者よ。お前の未来は果たして呪われたままか?それとも再び光を見出すのか?
もしくは……違う光を追うのか?
どう転がるかは奴次第、か。
雪と氷のスタンド。氷……
俺がかつて使っていた『気化冷凍法』を思い出すな。
今の俺の肉体はジョナサンのものだから、コントロールは難しい、使うにはリスクがあると思う。
何より、ホワイトシャドウと違って、スタンドには使えない。
これは『過去』としてしまっておこう。
“過去”の産物として。
今、重要なのは『未来』だ。
私は未来を見続け勝利を収めることで、私が求める目的の地へ行かなければならない。
だからと言って、「過去を完全に切り捨てるのか?」と聞かれたら、いやそうではない。
過去があるからこそ未来が存在するとも言える。
攻撃ではなく、防御のスタンド。“最強の盾”
私はお前という存在をとても気に入った。
これからは私の部下としてここにいるのだ。
いや、もしかしたら、部下ではなく私が求める“友”かもしれんな。
なら名前がなければ不便だ。
過去を意味する言葉、雪の能力……
お前の名前は『由来』だ…
『ゆらい』ではなく『ゆき』と名乗れ。
今日からお前は、このDIOの右腕として戦え。
それが、このDIOがお前に課した運命だ。
私が、お前の生きがいになろうではないか。