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【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】

第5章 California Poppy -拒絶しないで-





「もう…ヒソカってばリリアにそんなこと言わないで。彼女、世間知らずなんだから。というかそんな文化なーー…」


ヒソカ様の方を向いていたイルミ様の隙をついて、ほんの一瞬、彼の右頬に触れるだけのキスをした。

すると、イルミ様は一瞬時が止まったかのように固まったかと思うと、ただ呆然とその体勢のまま右頬を抑えた。

そして、一度目をパチパチさせ、ぎこちない動きで私の方に顔を向ける。


「え……ちょっと…なんで?」


戸惑ってるみたいで、目を丸くしながら私の方を向いてじっと見つめてきた。


「リリア…?」


だんだん顔を赤くしながら私を穴が開きそうなほど見つめるイルミ様。


そ、そんな顔しないで…!

私だって恥ずかしいのに!

私は布団で口元を隠す。


「ヒュー♡よくできました♠︎でもごめんね♢今のは嘘♡」

「う、嘘…?」


今度は私が呆然と固まってしまう。

意味不明な嘘つかないで!と言いたいけど…。

ピエロのやることに意味はないのかもしれない。

でも、呆れて物も言えないってこのことね。


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