【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】
第5章 California Poppy -拒絶しないで-
「許してくれるんだね!あー良かった!」
イルミ様は両手をパチンと合わせて笑う。
思わず目が点になって、声も出ない。
「仲直り、してくれる?」
私はこの状況もふわふわしててあまり理解できてない。
彼からの言葉が意外過ぎてただこくこくと頷くだけしかできない。
…でも、良かった。
怒ってない。
「パドキア共和国ではね、仲直りしたら許した方が相手のここにキスするんだよ♡」
ヒソカ様は自分の頬に人差し指を当ててニヤッと口角を上げる。
えぇえ!!?
イルミ様の祖国では…そ、そんな風習が…?
「そうなのですか?」
「うん♠︎今回はキミがイルミにちゅーだね♡」
知らなかった。
良かったわ、パドキアに行った時に誰かと喧嘩なんかしなくて。
知らない方とたとえ頬だろうと、キスするのもされるのも…もうごめんだわ。
…でも、イルミ様ならーー…
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