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【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】

第5章 California Poppy -拒絶しないで-





「彼から少し話は聞いてるんだよねぇ…♠︎キミが今悩んでることを当ててあげるよ♢」


ヒソカ様はにんまり笑いながらどこからともなく出したトランプ…ダイヤのエースを一枚私に突きつけた。


「自分の気持ちを理解しないでひどいこと言われたのにまだずっと彼のこと考えちゃう…♣︎そんなところかな♠︎」


ドキッと心臓が鳴る。


「さっき『好きなんてあり得ない』って独り言言ってたケド…その考えが出てくるのって、心では好きだと自覚はしているけど頭では否定してるってことだろう?」


何でもお見通しみたい…。

この人、人の心を読むのがとても上手。

見透かされ過ぎて怖いけど、ヒソカ様が言葉にしてくれたおかげで客観的に私の心の内が見えた気がする。

今なら自分の気持ちと向き合えそう。


「……わからないんです」


私は意を決して自分の気持ちを吐露する。


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