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【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】

第3章 Calendula -失望-





「そういうことなら今すぐにでもお会いできるよう手配したいのですが…」

「何かあったんですか?」


少し不安になる。


「それが…あいにくちょうど昨日お仕事に出かけられたばかりでして…。いつお帰りになるのかさっぱり…」


ゼブロさんは頭をかいて"すみません"と頭を下げた。

私はそんなゼブロさんに"とんでもございませんわ"と笑った。


「でも…ちょっと残念です。またお伺いしますわ」


行けば会えると期待してた分、会えないとわかってしまった時の落胆が激しい。

少しため息をついて、私は席を立った。


ゼブロさんと一緒に外に出る。

またこの巨大な門を見上げる。

とても重たそうでひどく冷たい佇まい。

急にこの門がただの壁に見えてくる。

越えることのできない…高くて大きな壁。


私はうつむき、深いため息をついた。


「あぁ、そうだ。良かったら私から執事の方へ連絡して、イルミ様のお耳に入るようにしておきますよ。でも、あまり期待はしないでくださいね。執事たちは私と違って甘くはありませんから。それでも良かったらですが…」


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