【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】
第20章 Sweet pea -旅立ち-
「もう行くよ。アンタもこんなとこから早く帰った方がいいぜ」
「えぇ。用が済んだら帰りますわ」
「またね、リリアさん!」
ゴンくんが最後に大きく手を振ってくれた。
4人の背中を見送り、私はふぅと息をつき、さっきとまた同じように腰を下ろす。
「まだここに御用が?」
「ミケちゃんがまたここに来るまで待ちます。あそこにミケちゃんが腰を下ろした跡がついてるから、きっとまた来るでしょう?」
近くの木のそばに擦れたような跡がある。
そこにはあまり草が生えてない。
「一睡もしてないから…なんだかとても疲れちゃって…。しばらく…ここで休ませて…」
私は柱に身を委ねると、安心したからかすぐにまどろみの中へと落ちていった。
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