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【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】

第12章 Morning Glory -約束-





今、私は特急列車に揺られながら車窓の景色をぼーっと眺めている。

あんなことがあった後だから、車両一つ分を使ってホテルの一室のようになっている個室を取り、安全に帰路につくことにした。


雲一つない青空と木々の狭間から見えるジオラマのように小さく見える街。

眺めているのにも飽きて読みかけの本を開く。


………。


全く頭に入ってこない。


「全然進んでないね」


イルミ様が私が腰掛けるソファの後ろからひょこっと顔を出して覗き込む。


この個室にイルミ様と二人きり…。

こ、こんなの緊張するに決まってる…!

こうなったのも、あれからイルミ様にーー…



ーーー…


「家まで送るよ。オレも次の仕事そっちの方であるし。アリアも消えたしもう何もないと思うけどさ。一応ね。それに…キミの執事たちと直接話してみたいし」


ーーー…



と、イルミ様は私を気遣ってそう言ってくれた。


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