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【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】

第11章 Lily of the valley -幸福の再来-





私に全く殺意がなかったなんて、今更綺麗事言えない。


「あなたのお仕事を否定するつもりはありません。実際に、私はあなたによって救われました。…それでも」


私はゆっくりとイルミ様の方に顔を上げた。


「それでも罪悪感というのは…拭えないんですよ…っ」


顔を上げると同時にこぼれ落ちた涙。

イルミ様は一度目を閉じる。


「…キミならそう言うと思った」


そう仕方なく微笑んだイルミ様はすっとポケットからスマホを取り出し、どこかへ電話をかけた。


「もしもし?アリア出して」


イルミ様はそれだけ言うとスマホを横に傾け、画面を私に見せてきた。


「ビデオ通話になってるからさ」


ビデオ通話?

不思議に思いながらイルミ様の顔を見ると、彼が少しだけ笑って頷いた。


私は画面に視線を移す。

その瞬間、声も出せずに目を見開いた。


「な、何で…?」


死んだはずのアリアが正面を向いて、じっと私を画面越しに見つめていた。


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