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【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】

第10章 Plumeria -内気な乙女-





「へぇ。そう。じゃあどうする?このままリリアを送り返してもいいのかい?…あ、ダメかぁ。このまま外に出したらアリアに蜂の巣にされちゃうなぁ。それは避けたい…。オレもリリアに死なれたら困る」


イルミはあっ!と人差し指を立てた。


「そうだ!アリアを殺して、リリアにはこのままうちにいてもらおう!」

「承諾できかねますな。身の安全が確認されましたら、お嬢様には速やかに帰宅していただきます」


ベラードは少し苛立ちを覚えながらも毅然として言う。


「ははは。冗談だよ。さっきリリアは一刻も早くキミらの所に戻らなきゃって言ってたし」


イルミは乾いた笑いを浮かべる。


「このベラードをからかっておいでですか?」

「いや?リリアの意向は尊重するって話」

「…私がクライアントでない以上、貴殿に何かを言える立場にないことも承知しております。故に、ここは貴殿にお任せするしかないことも心得ているつもりです」


ベラードは深く息を吸い、あくまで冷静に話す。


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