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【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】

第10章 Plumeria -内気な乙女-





「だって、キミって真っ白でふわふわしててすっごく可愛いし」

「い、いえ…!そんなことは…」


イルミ様が口角を上げて面と向かって言うものだから、私の方が恥ずかしくなってくる…。


「リリィ」

「あ…はい。な、なんでしょう?」


恥ずかしさからイルミ様を直視できず、チラチラと一瞥する。

それに、聞き慣れない私の愛称だったからワンテンポ遅れて返事をしてしまった。

すると、イルミ様はベッドから立ち上がって私の前に立ち、同じようにじっと私を見つめる。


「…リリィ」


でも、イルミ様は私を呼ぶだけ。


「あのっ…その呼ばれ方には慣れてなくて…」

「オレも慣れてないから慣れとこうと思ってさ。ね、オレのことも呼んでみて?」

「イ、イルミ様…?」


私は首を傾げながらイルミ様をいつものように呼んでみる。


「これからはイルって呼んでくれる?」

「イル…?」


口にした瞬間、イルミ様との距離が急に近付いたような気がして恥ずかしくなる。


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