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【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】

第10章 Plumeria -内気な乙女-





しばらく歩いて行くと、アマネさんは「こちらです」と言って部屋の扉の前で立ち止まった。


「イルミ様が中でお待ちです」

「え…?でも私、ネグリジェですし…」

「イルミ様より『楽な格好でいい』と承っておりますので」


きゅ、急に心臓がバクバクしてきた。

どうしよう…。

いつものような格好じゃないし、はしたないなんて思われないかな…。

でも、イルミ様がいいと仰ってるようだし、着替えてからまた来るなんてしたらお待たせしてそれこそ失礼だし…。

そもそも、私が着てきた服はお洗濯してくださるってことでお言葉に甘えさせてもらってるから、今着てるネグリジェ以外に着替える服なんてないし…。


「どうかなさいました?」

「いえ!大丈夫ですわ」


私が首を横に振ると、アマネさんはドアをコンコンとノックする。


「イルミ様、リリア様をお連れしました」

「入って」


イルミ様の声がドア越しにくぐもって聞こえると、アマネさんが「失礼致します」とドアを開け、私に「どうぞ」と入るよう促す。

私が中に入ると、アマネさんはすぐに一礼してドアを閉めた。


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