• テキストサイズ

【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】

第7章 Tigridia pavonia -助けて-





「…すまない。だがもうこれしかない。私なら大丈夫だ。最後まで付き添えなくてすまないが…許してくれ」

「クラピカさん…」


自分の身よりも私の身をいつも心配してくれて、ここまで一緒に旅をして守ってくれた。

そんなクラピカさんに私が今できる最大限のことは、ここまで導いてくれた彼の努力と意思と…そして、本来の目的を達成すること!


…必ず、助けを呼んで来る。

私は意を決して車から降りた。


「ありがとうございました…!」


クラピカさんに勢い良く頭を下げ、私は踵を返した。

龍たちの鎮座するあの巨大な門を目指して走る。

私はちゃんとあの目的の場所まで辿り着けるのだろうか。


怖い…。

心細い…。


助けて…っ。

助けて!

イルミ様ーー…


_
/ 216ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp