第9章 守りたいモノ

放課後ー

いつも通り部活に向かう。

体育館に着くと翔陽と飛雄と…もう一人？…

3人でなにか話していた。

貴『おねがいしまーす！』

「…！！！お、おい！日向！！この子は誰だ！！」

日「夢杏です！俺とタメで新しくマネージャーになりました！」

敬語で話す翔陽をみて、この前のバスの中で大地さんが言っていた事を思い出した。

貴『もしかして…守護神さんですか！！』

キラキラした目で見つめる。

「守護神？！」

貴『す、すみません！いきなり！私は神崎夢杏です！前に、大地さんが話してて、もしかしてそうかなって思いました！ニコッ』

「(ズッキューーン♡)お、俺の名前は西谷 夕だ！ポジションはリベロ！よろしくな！夢杏！」

貴『リベロなんですか！だから！守護神！！かっこいいです！夕先輩！！』

西「…！！お、おい…まて…日向…影山…夢杏は天使かなにかか…？」

ボソボソと翔陽と飛雄に話していて聞き取れない夢杏。

日/影「ある意味そーっす！」

西「くうううう！！さいっこうだな！夢杏！」
肩に両手をポンっと置かれる

貴『…？？』

なんのことがさっぱりな夢杏。

"ガラガラガラ〜"体育館のドアが開く。

澤/菅/田「お願いしゃーす」

西「おお！！龍！久しぶりだな！」

田「おおお！ノヤっさぁん！！おかえり！」

澤「戻ったか！西谷！」

菅「待ってたぞ！」

西「アザースッ！」

田「そう言えばノヤっさん！うちのマネ見たか？コソッ」

西「おお、龍…やばいな…あれは天使だ。夢杏…コソッ」

田「ノヤっさん！いつの間に名前まで！！しかも呼び捨て？！コソッ」

西「さっき話したんだよ！！くそ可愛すぎて倒れるかと思ったぜ！！コソッ」

貴『なに2人でコソコソしてるんですか？』

田/西「いやなんでもない！」

誤魔化す2人。
そうしているうちに、蛍と忠も来て自己紹介をした。

西「あ！そう言えば！旭さんは？」

1年「「旭さん？？」」

澤「あ〜旭はまだだ。」

西「なんだよ！あの意気地なし！」

いきなり大きな声をだす夕先輩に驚く

田「ノヤっさん！先輩にそんな事っ」

西「意気地なしは意気地なしだ！旭さんが戻るまで俺は部活をやらねぇ！」

そう言って出て行ってしまった。