• テキストサイズ

**黒い光**【ハイキュー!!】

第6章 リスタート


月島side

クラス発表の紙を見ていると

隣でぶつかられた人が倒れそうになっていた。


咄嗟に腕を掴んでその子は倒れずに済んだ。

『痛ッ…』

その子が言った言葉に僕は驚いた。

は?痛い?なにが?

痛いって、いや力加えてないんだけど?!

むしろ助けてやったんだけど?

心の中で思ってたつもりが口に出てたらしい。

女の子はハッとして僕を見上げて言った。

"ありがとう"と。



ドキッ–


なにこれ。

胸に違和感。

そんな僕には気づかず

『名前なに?』

そう聞かれた。

「月島 蛍」

『よろしくね!蛍!』


これもまた驚いた。

初めてだった。
初対面で名前で呼んでくる奴。
しかも女。


ドキドキ–


なにこれ、また。


照れたのを隠すように僕は足早に教室に入った。



席を確認して山口と喋っていると、
ザワザワ少しクラスが騒がしくなった。

「まって、あの子超かわいくね?」

「ホントだ。くそかわいい」

そんな声が聞こえてきて入り口を見ると

そこに居たのは夢杏だった。




/ 140ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp