第9章 守りたいモノ
授業が終わり部活の時間ー
月「夢杏部活、行くよ」
貴『あっ、うん!』
いつもはバラバラに行くのだけれど
まだ少し元気のない夢杏を見て声を掛けてくれた。
山「ツッキー置いてかないでー!夢杏もー!」
月「うるさい山口」
通常運転の2人に思わず笑ってしまう夢杏
月「なに?」
貴『なんでもないっww行こっか!』
教室を出ようとドアに手をかけると同時にドアが開いた
貴『!!!!』
日「夢杏!部活行くぞ!!」
そこに居たのは翔陽と…
影「行くぞ(ボソ)」
飛雄だった。
貴『び、びっくりしたあーーー!!』
月「2人ともそんな勢いよく開けないでよね』
日「なんだよ月島いいだろ別に!」
夢杏を心配して2人とも来てくれたのだろう。
その思いで夢杏の目には涙がジワっと浮かんだ。
それを堪えて満面の笑顔で4人に言った。
貴『みんなありがとうっ!!ニコっ』
笑顔に安心したように4人とも優しく頷いてくれた。
そのまま5人で部活に向かった。
体育館のドアを開けると、
夕先輩と龍先輩が勢いよく走って来た。
西/田「夢杏!今日はなんもなかったか?!」
声を揃えて言う2人にまた笑いながら話す。
貴『フフッ大丈夫ですよ!蛍が守ってくれました!もう話しかけられません!』
ホッとする2人。
澤「来てくれてよかった!」
そう言って優しく頭を撫でた。
大地さんだけでなくみんな優しい顔で夢杏を見る。
貴『(あぁ、ここが大好きだ)ありがとうございます!ニコっ』
菅「よーし!なら練習始めるべ!」
練習を始めようとしたとき、またドアが開く。
武「みなさん!いますか!」
澤「集合〜!!」
武「今年もやりますよね!GW合宿!」
日「合宿?!」
東「あぁ毎年やってるんだ!」
武「そこで!練習試合組めました!あとコーチもお願いできました!」
全員「ええ!!!」
武「コーチは烏養くん!よろしくお願いします!」
田「坂ノ下商店の兄ちゃん?!」
烏「おーしお前らビシビシ行くからな!よろしく」
全員「お願いしまーす!!」
影「それでどこと練習試合ですか?」
武「それは…都立音駒高校!!」