第2章 日記
「審神者さま…
ぼくは絶対に審神者さまの味方ですから!
そうですね〜
あ、そういえば母君の日記がありますよ!
何か参考になるかもしれません。」
『日記…?』
「はい!すっかり忘れていました。
楓様から預かっていたんです。」
楓様というのは父のことだ。
こんのすけは
小さな少し古びてしまったノートを渡してくれた。
「アリスさまが、
正式な審神者さまになった記念にと」
『ありがとう。さっそく読んでみる!
何か参考になるかも。』
こんのすけからノートを受け取り、
さっそく読み始める。
母はどんなことをしたんだろう。
刀剣男士とはどんな感じだったんだろう。
私は夢中になって読みふけった。
こんのすけはいつの間にかいなくなっていた。