第2章 日記
本丸で暮らし始めて1週間。
刀剣男士との関係はいっこうに変わらない。
まぁ、そうだよね…
覚悟はしていたけど、
まぁ、そうだよね…
刀剣男士達がいる本丸とは少し離れた、
離れの方に私は暮らしいる。
小さい頃から本丸に来ては、
離れの方で過ごしていた。
昔から誰も離れの方には来なかった。
平和っちゃ平和なんだけど〜
これじゃあ
せっかく正式に審神者になった意味がない!
わかってはいるけど、
皆がいる母屋の方に行く勇気はない…
『こんのすけ〜』
なんとなく暇で
こんのすけを無意味に呼んでみる。
「審神者さま、どうされました?」
こんのすけを膝の上に乗せてモフモフする。
相変わらずいい毛並みだ。
『どうしたらいいと思う?
どうしたら、私のこと認めてもらえる?』
なんとなく聞いてみる。