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審神者の子どもは愛されない。【刀剣乱舞】

第6章 おはようは笑顔で




朝、いつものように一人で朝食を食べていると、
障子をとんとんと叩く音がした。


こんな早い時間から…誰だろ?

いまつるちゃんとかかな?

そう思ったが、どうやら違うようだ。

障子越しに見えるシルエットは、
話したことない人達だ。


それも…2人もいる。


背が高い男の人と、
つんつんと跳ねた髪が特徴の男の子。


敵なの…?

味方なの…?


そんな考えが胸にぐるぐる渦巻いて、
なかなか障子を開けられない。



『あの、今開けます。』


なんとか一声かけて障子に手をかける。


私が開けようとすると、
障子はぱっとひとりでに開いた。


驚く間もなく、真っ白な人が飛び出してくる。



「わっ!」


『ひゃあっ!!!』



後ろに倒れかかった私は、
眼帯を着けた人にぐいっと腕を引っ張られた。


『わっ』


そのまま、彼の腕の中に収まる。

え、いやいやいやいや。
なにこの、少女漫画的な展開は。


まてまてまて、私!!
刀剣男士になんてことを!!!


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