第4章 沖田組
そーっと畑の方を伺う。
ちらちら人影は見えるが、
それが誰であるかははっきりとしない。
う〜ん、
もうちょっと近づかないとわかんないなぁ。
『こんのすけ、誰がいるかわかる??』
「ちょっと遠いですね…
もうちょっと近づいてみましょう!」
『う、うん』
恐る恐る、近づいていく。
赤と青の袴?が見える。
『あれは、加州清光と大和守安定?』
「当たりですよ、審神者さまっ!」
『いぇーい♪当たった〜♪
じゃあ、帰ろっかー!』
私が当然のように帰ろうとすると、
こんのすけが目の前に立ちはだかった。
『こんのすけ、どうしたの??』
「どうしたのじゃないですよ!!
いい機会ですから、話かけてみましょう!」
『嫌だよ!五虎退探しにきただけだし!』
だって…
加州清光と大和守安定は………
私のことは嫌いなはずだから