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審神者の子どもは愛されない。【刀剣乱舞】
第3章 極の二人
『どうしたの?』
私の声に五虎退と今剣は驚いて、
ばっと私の方を振り返る。
び、びっくりした…
五虎退の顔を見て、再度驚く。
五虎退は泣いていた。
今剣の目もなんだか泣き出しそうだ。
『あの…
怪我したのなら手入れしましょうか?』
遠慮がちに聞いてみる。
五虎退が私と話したいと言ったのは、
何か怪我をしたので、
手入れをしてほしいのかもしれない。
しかし、
「けっこうです!」
まぁ見事にふられてしまった。
今剣は五虎退の手をとり駆け出してしまった。
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