第2章 学校
キーンコーンカーンコーン…
「愛耶ーー♡おんなじクラスぅぅ↑↑」
廊下で愛耶に飛びつくボブの少し背が高い大人びた少女。
愛耶「もー。何やってんの、百合」
百合「へへー嬉しさのあまりやっちまったぜ☆」
春雨 百合(ハルサ ユリ)愛耶の唯一の心友。
愛耶「さ、教室行こっ!」
百合「うんっ!」
二人は教室へ戻る。
百合「もうすぐ……あの御方が来られる……」
ボソッと百合は呟いた。
愛耶「?百合何か言ったー?」
百合「何も言ってないぜー」
愛耶「そっか!」
その時はまだ気付かない……
愛耶の人生の歯車が止まりつつある事に………