第1章 EP.1
苗字の姿が見えなくなってから爆豪が口を開いた
爆豪「おい、何者なんだ.................あいつ」
相澤「どういう意味だ」
爆豪「ただもんじゃねーって言ってんだ!ただの学生が出せる空気じゃねー.................あの目も..............」
【本当に殺した事のある奴の目だ】と言おうと思っていたが言葉に出来なかった
相澤「........普通の高校生だ、お前と同じな」
爆豪「はぁ!?そんな事信じられっか!」
相澤「なら本人に聞け。俺は知らん」
そう言って相澤も本戦会場へ戻っていった
1人取り残された爆豪は
爆豪「ッチ、クソが!」
相澤「.........................一体どういうつもりだ」
本戦会場に戻る途中、先に戻っていったはずの苗字が相澤が来るのを待っていた
『いや~、久しぶりにムカっときてしまってね。反省してますよー』
へらへらとしゃべる苗字に相澤は怒りもせず、ただ苗字をまっすぐ見ていた
相澤「お前が何かすれば、こちらも対処しなければならない。今お前が自由に動けるのは【更生猶予】が認められ、俺の監視下にあるからだ。それを忘れるな」
『今は自由なんか求めてない。』