第1章 EP.1
『話って何?.................................えっと、心操君だっけ?』
苗字を校舎裏に呼び寄せたのは騎馬戦で苗字に個性をかけた人物、【心操人使】普通科の奴だった。
心操「あんた、何で辞退したの?」
『尾白君と一緒だよ。騎馬戦の記憶がないのに勝ち進んじゃって、そんなのはプライドが許さない』
心操「あんた、俺の個性知っててかかったんじゃないわけ?」
(案外察しがいいな。)
『あなたの個性が何なのかは分からないけど、催眠みたいなものでしょ?私や尾白君、青山君に催眠をかけて命令した。だから騎馬戦での出来事を私たちは知らない。』
心操「大体当たり。俺の個性は【洗脳】、洗脳する意志を持ってした問いかけに返事をした者を操る個性だ。」
(へぇー、良い個性持ってる.............................でもそれって.............)
心操「ヴィランに向いてるって思ったか?」
『...............................』
心操「昔から言われたよ。」
『関係ないよ』
苗字から出た言葉は意外なもので心操はきょとんとしていた