第4章 取引き
灰原「取引の内容は?」
『一つ気になったんだけどさ〜
さっきまで怯えた感じの話し方だったのに今は違うのはどうして?』
不思議に思い聞く
灰原「ジンの前に連れていかれる以上に怖いことなんてないわ」
『なるほどね〜』
灰原「で、内容は?」
『あなた達のこと、組織から守ってあげる
けど、もしもの時は犠牲になってもらうわ』
コナン「もしもの時?」
『あたしの守るものが傷つきそうになった時』
コナン「守るもの?」
『それは教えられない』
コナン「聞く権利はあると思うけど」
『そうね、でも教えない』
そう言って微笑む
『それと、あたしの事は誰にも話しちゃダメよ
もし、話したらあなた達の事をバラす
組織じゃなく、あなた達の大切な人に
意味分かるわよね?』
灰原「あら、残念
私には大切な人なんていないわ」
『あら、残念
子供たちや博士がいるじゃない?(ニコッ』
灰原「……っ!!」
『隠すなら上手く隠さないとダメよ
そして、工藤新一あなたは…ね?』
コナン「取引という名の脅しか」
『あたしも結構、危ない橋渡るんだよね〜
これくらいしてもバチは当たらないでしょ?
それに、これはあなた達にとってもいい話だと思うけど
もしもの時がなければ、あなた達を守ってあげるのよ』
灰原「………私は取引するわ」
コナン「おい!本気か?!」
灰原「私はね、ジンに見つからなければいいの!
ジンの前に連れていかれるくらいなら死んだ方がマシよ!!」
『だろうね
で、工藤新一あなたは?』
コナン「…………分かった...取引に応じる
ただし、絶対に裏切るんじゃねーぞ」
『誰に言ってんの
まぁ、これで取引成立ね』
話がついたと同時に目的地についた