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あなたを守るために

第4章 取引き



車内には私の鼻歌が響いている

『〜♪』

コナン「俺たちに何の用だ」

『〜♪』

コナン「組織に連れていくつもりか?」

『シェリーは?』


それまで黙っていたシェリーに話しかける


灰原「…え?」


怯えたように返事をするシェリー


『あなたは、あたしにどうされると思ってるの』

灰原「…分からない
でも、ジンの前に連れていかれる覚悟はしてるわ」

『ふーん…案外、自分の運命を受け入れてるのね
つまらない女(ボソッ』


ふっと笑う


『残念だけど、どっちもハズレ』

コナン「何?」

『今日、あたしはあなた達と取引しにきたの』


赤信号で止まる


コナン「取引?」

『いちいち話の腰を折らないでくれる?
少しは黙って聞きなさい』

コナン「なんだ…」

灰原「工藤くん、やめなさい
多分…いえ確実に彼女はジン以上よ」


シェリーが工藤新一をなだめるように言う


『なぜそう思う?』

灰原「あの子達があなたの事を咲綾お姉さんって呼んでたのを聞いてね
組織にいる頃、ジンに聞いた事がある
あの咲綾って女はいけすかねぇ
コードネームも隠してるようなやつが俺より上とはなって
まぁ、あの頃は興味なかったんだけど…
それがあなただったのね」

『へぇ〜
あたしの方が上って分かってあの態度なんだ』


(気に入らないわ…)


『で、どうする?
取引…するよね?』


私は、ミラー越しに問いかけた


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