第6章 一転
「……まだ起きていたのですか?」
「び、びっくりしましたか……?」
今日は安室さんが帰ってくるまで起きて待っていた。
玄関の近くで帰るのを見計らって待っていたら、ドアを開けて安室さんが入ってきた。
その時、何だか安室さんには見えなくて別の人に見えてこちらがびっくりした。しかし、すぐに疲れたように微笑まれて疲れているよう。
もしかして、ご迷惑だったかな?本当に迷惑そうだったらすぐに眠りに入るようにパジャマをきた。
「確かにびっくりしましたね、眠たがりな雪花さんがここにいるなんて。」
「ね、眠たがりな余計です。わ、私だって!」
「はいはい、じゃあ、寝ないで寝室で待っててくださいね。」
完全に子供扱い。意地でも寝てやらない。と決めて、安室さんの寝室に入っていった。本当は眠いけれど、眠気覚ましのすごく酸っぱいレモン飴を口に入れて耐えたりして寝っ転がって待っていた。
「雪花さん、もしかして、寝ていますか?」
「ねてない、です……。」
見事に対策は失敗して、うとうとしはじめた。安室さんも意地悪なのかすごく時間をかけて寝室にきたのでもう眠りそうな寸前である。
眠気を覚まそうと頬を軽く叩いていると、安室さんが隣に入ってきた。
「なんでそんなに眠たがりなんですか?」
「うーん?元彼が来ていて、起きていると大変だった、から寝るようにして…たのです。」
「そうなんですね、一緒に暮らしていたのですか?」
「いや、仕事、帰りとか、実家から帰って来たとか、そんな、感じですかね。」
「ほぉ、彼の出身はどこないんですか?」
「?、ここですよー、前住んでいた、アパートと元彼の実家が、近ったのです。」
だめだ、凄く眠い。安室さんからの質問に答えていき、目を瞑ると「おやすみなさい。」て聞こえてきた。
そして、おでこには暖かい感触とリップ音が聞こえてきたのは気のせいですか?