• テキストサイズ

【ヒロアカ】自己犠牲ヒーロー

第3章 根掘り葉掘り


シェイドは清掃服に着替えて、女子トイレの清掃に専念していた。
誰もいないトイレに、大きな話し声と共に2人の女性社員が入ってきた。
会話の内容は、先月隣の県で起こった引ったくり事件の事だった。
彼女達は敵の負った怪我について話している。
シェイドは仕事の手を休めず、会話に耳を傾けていた。
ものすごく心当たりのある内容だから。
























シェイドがこの町にくる、1ヵ月程前の事である。
その日は事務所側から1日休むよう強要されたため、自室にこもっていつも通り自主練に励んだが、午後から暇に耐えきれず散歩することにした。
手ぶらで散歩はしたくないシェイドは、左の内ポケットに細身の拳銃を隠し持つ。銃口の先には、円筒形の筒が付いている。これはサプレッサーで、うるさい銃声を大きく抑制する。
ナイフもいつも通り、両腕の袖の中と両足の裾の中、計4本を隠し持つ。
一見普通に散歩してる人に見えるが、見る人が見たら武器を隠し持っている事は明らかな格好だ。
今日も今日とて、容姿端麗なシェイドは影の薄さ故に誰にも振り返られる事なく町を歩く。




シェイドがあの事件に巻き込まれるまで、

残り4時間

/ 67ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp