第3章 給仕と料理人
夜も遅いから、子供達は宴に参加しない筈だったが…
イヴェレット
「悪い子だね、どこから入り込んだんだい」
ミード
「いーじゃねーか、おれだって剣抜くの手伝ったんだ」
とか言いつつ、厨房に隠れてるじゃないか。
イヴェレット
「やれやれ…後で叱られるのを覚悟しとくんだよ」
ミード
「“うまい飯”な!」
イヴェレット
「?」
何故念押しを…?
エリザベス
「イヴェレット様、渡り鳥のチーズ焼きを五つとアップルっぽいパイを四つお願いします!」
イヴェレット
「はいよ」
私は飯作りを開始した。
注文の『渡り鳥のチーズ焼き』五つに『アップルっぽいパイ』四つを作って、カウンターに並べる。
メリオダス
「おお、流石ですな」
イヴェレット
「まぁ、君よりかはね」
それをエリザベス王女とホークが運んで行き、私は次の料理を仕上げた。