第3章 給仕と料理人
私達は〈豚の帽子〉亭に戻り、バーニャの村人達も集まり…
「では、バーニャの恩人メリオダスと、その店〈豚の帽子〉亭、そして我らがバーニャの酒造りの発展を願って──先ずは、バーニャエールで乾杯といこう!」
「「カンパーーーーイ」」
祝杯が挙げられた。
メリオダス
「よーしイヴェレット、美味い飯を頼むぜ!」
イヴェレット
「やれやれ…」
溜息を吐きながら、私は服の袖を捲った。
メリオダス
「エリザベスは給仕な。情報収集も、それとなくやってくれ」
エリザベス王女は、顔を赤くしながら右手を自身の頬に当てている。
エリザベス
「わ…私に上手く出来るでしょうか…こういう事をするのは初めてなので、ドキドキ…してます…」
メリオダス
「そーかそーか、初めてか」
まぁ、王女様なら当然だろうね。
メリオダス
「もっかい言ってみ、もっかい!(フンフン」
イヴェレット
「………」
ホーク
「何に興奮してんだ、てめーは」